離職票
りしょくひょう
離職票(雇用保険被保険者離職票)とは、退職者がハローワークで失業給付を受給するために必要な公的書類です。書類には離職理由や在職中の給料が記載されており、これらが手当の金額や給付期間を決定する根拠となります。会社がハローワークへ手続きを行うことで発行され、退職者が自身の住所地を管轄する窓口へ持参して使用します。
離職票とは、退職者が失業給付(基本手当)を受給するために必要不可欠な公的書類です。ハローワーク(公共職業安定所)によって発行され、会社を経由して退職者の手元に届けられます。
発行の仕組みと必要書類
離職票は、会社がハローワークに対して以下の2つの書類を提出することで発行されます。
- 雇用保険被保険者資格喪失届 「該当の従業員が雇用保険の対象から外れたこと」を届け出る書類です。
- 雇用保険被保険者離職証明書 「いつ、どのような理由で離職し、在職中の給与はいくらだったか」を証明する書類です。
これらを受理したハローワークが内容を確認し、正式な「離職票」を交付します。
書類の構成と記載内容
離職票は「離職票-1」と「離職票-2」の2枚に分かれていますが、手続きには必ず両方が必要となります。
| 書類名 | 主な記載内容 | 役割 |
| 離職票-1 | 氏名、雇用保険番号、振込先指定口座など | 給付金の振込先を登録するための書類 |
| 離職票-2 | 離職年月日、離職理由、直近6ヶ月の賃金状況 | 給付額や給付開始時期を決定するための書類 |
離職票には、いつ・どのような理由で退職したのか、また在職中の給料がいくらであったかが詳細に記載されており、これらが失業手当の金額や期間の算出根拠となります。
発行から受給手続きまでの流れ
離職票を受け取り、使用するまでの一般的なフローは以下の通りです。
- 会社による申請 退職後、会社がハローワークへ「資格喪失届」と「離職証明書」を提出します。
- ハローワークによる交付 内容確認後、ハローワークから会社へ「離職票」が交付されます。
- 退職者への送付 会社から退職者へ離職票一式が郵送(または手渡し)されます。
- ハローワークでの手続き 退職者は届いた離職票(1・2両方)を持参し、自身の住所地を管轄するハローワークへ赴き、受給手続きを行います。
実務上の注意点 会社には退職日の翌日から10日以内に手続きを行う義務があります。退職者の手元に届くまでは、郵送の往復を含めて通常10日〜2週間程度を要します。転職先が既に決まっている場合は発行を省略することもありますが、念のため発行を希望する退職者も多いため、事前の確認が重要です。